【第4回】留学に必要な英語力は?【Listening/Writing/Speaking/Reading】

前回までに留学の種類について書いてきました。

 

自分の目的や予算に合わせて自分にあった留学をする

と言うことを勧めてきました。

 

語学留学では基本的に語学試験は必要ないと言いましたが、

交換留学や認定留学の場合は現地の大学生と一緒に授業を受けるので、

ある程度語学力が必要となります。

今回は留学で大切な英語力について話したいと思います。

 

どの程度の英語が必要?

どのくらいの英語力が必要なのか説明すると、

(リスニング)「相手の言ってることがなんとなくわかる」

(スピーキング)「日常会話で言いたいことが一応伝えられる」

(ライティング)「専門的なこと以外問題なく文章を書くことができる」

(リーディング)「書かれていることの本質は理解できる」

なんとなくですが、最低でもこれくらいはできる必要があります。

具体的な数値は次回説明します。

 

留学といえばガンガン話すイメージですが、

「評価」と言う面では実はライティングが一番大事だったりします。

 

と言うのも、

学部にもよりますが基本的にesseyと呼ばれる

レポートによって授業の評価が出されます。

 

「英語ペラペラ話せます!」

と言ったところで、結局

「じゃあレポート自分の意見をまとめてね」

となるので、

最終的に自分の意見をまとめたり、表現し、

学術的にアウトプットする能力が「評価」では一番重要だと言えます。

 

授業の評価はその人が何をどう考えているのか、という評価であって、

どのくらい話せるかという評価ではありません。

 

それが評価されるのは、語学力そのものが評価対象になる

語学留学と言えます。

 

じゃあライティングだけやればいいの?

では、ライティング以外の能力はそんなに必要ではないのでしょうか?

そう言うわけではありません。

 

むしろ逆で、その他の能力は授業をうける上で重要であるがゆえ、

「できて当たり前」のようなスキルとも言えます。

勿論、外国語ですので留学生は完璧に話したりするようなことは求められませんが、

留学するような人は

「聞けて、話せて、読めます」

と言うのは、ある程度前提にあるのです。

そのため試験では全ての能力が測られます。

 

日本人の場合は、良くも悪くもリーディングとライティングが

メインの英語学習をしてきます。

 ですので、留学準備では

リスニングとスピーキングの能力を上げることに注力する人は多いでしょう。

 

「なんで今まで誰もスピーキングとか教えてくれなかったんだ」

とか私も色々文句は言ってました。

 

しかし、授業において意外と役立ったのは

リーディングとライティングでした。

 

現地での授業ですが、

授業が多く宿題が少ない日本のやり方とは異なり、

授業の数が少なく予習復習・課題が多い傾向にあります。

 

「授業でヒントを与えて、家で考えさせる」

と言うような方針だと言えます。

 

必然と家で読んで、考えて、まとめると言う作業がメインになりますので、

意外と日本の教育のメインである読みと書きが無駄にならないのです。

 

これらを知っていると、留学準備のやり方も少し変わるのではないかと思います。

 

授業に関しては別の機会で詳しく説明したいと思います。

 

今回は以上です。

次回はTOEFLとIELTSについてです。

 

では。

ありがとうございました。